2026年の第97回都市対抗野球大会は、各試合大熱戦で、何試合か観戦しましたが逆転に次ぐ逆転という試合も多く、本当に見ごたえのある試合ばかりでした。
9月6日に迎えた決勝は、大垣市・西濃運輸が大阪市・NTT西日本を4-3で破り、12年ぶり2度目の優勝。4回に一挙4点を奪い、終盤のNTT西日本の追い上げを継投でかわしました。 大会終了後には、橋戸賞や久慈賞、若獅子賞、首位打者賞など、印象的な活躍を見せた選手が表彰されています。
本記事では、2026年都市対抗野球の表彰者を一覧で紹介するとともに、各賞の意味や歴代受賞者、プロ野球へ進んだ選手まで詳しく紹介します。
2026年都市対抗野球の表彰タイトルと受賞者一覧

引用:西濃運輸が12年ぶり2回目の優勝 NTT西日本を破る 都市対抗 [写真特集1/76] | 毎日新聞
まずは受賞者を一覧でご紹介します。
都市対抗野球では選手だけでなく、チームや地域を代表して大会を盛り上げる応援も表彰の対象となります。
| 表彰タイトル | 受賞者・チーム | 所属 | 主な成績・選考理由 |
|---|---|---|---|
| 橋戸賞 | 前野幹博 | 大垣市・西濃運輸 | 大会MVP。ヤマハからの補強選手として大会3本の本塁打の活躍。 |
| 久慈賞 | 浜崎浩大 | 大阪市・NTT西日本 | 敢闘賞。1回戦は7回1失点、準決勝は2失点完投の活躍。 |
| 若獅子賞 | 小沢周平 | 横浜市・三菱重工East | 新人賞。新人として全4試合に先発出場。打率.438と活躍。 |
| 首位打者賞 | 武田健吾 | 横浜市・三菱重工East | 14打数7安打、打率.500 |
| 打撃賞 | 野崎大地 | 大垣市・西濃運輸 | 全5試合で安打を記録し4番として活躍。準決勝では決勝打。 |
| 小野賞 | エイジェック | 小山市・エイジェック | 3回目の都市対抗出場で初の4強。 |
| 応援団コンクール最優秀賞 | 沖縄電力 | 浦添市・沖縄電力 | カチャーシーなど独自の応援を披露 |
この後、各賞を受賞した選手、チームの活躍をご紹介します。
2026年都市対抗野球の橋戸賞・久慈賞など各賞の解説と受賞者を紹介

引用:西濃運輸「ヤマハ組」 補強の前野、大本が躍動 都市対抗野球 | 毎日新聞
2026年都市対抗野球の橋戸賞は西濃運輸 前野選手|賞と活躍を紹介
都市対抗野球の橋戸賞は、大会で最も優れた活躍を見せた選手に贈られる、いわば大会MVPにあたる賞です。2026年の第97回大会では、大垣市・西濃運輸の前野幹博選手が受賞しました。
前野選手はヤマハからの補強選手として西濃運輸に加わり、5試合で3本塁打、10打点、打率.409を記録。特に準々決勝の王子戦では2本塁打5打点の大活躍を見せ、チームの勝利に大きく貢献しました。勝負どころで長打を放つ打撃は、大会を通じて大きなインパクトを残しています。
決勝では西濃運輸がNTT西日本を4-3で破り、12年ぶり2度目の優勝を達成しました。前野選手は優勝チームの中心打者として結果を残しただけでなく、補強選手としてチームに加わりながら期待に応えた点も高く評価されたといえるでしょう。
2026年都市対抗野球の久慈賞はNTT西日本の浜崎投手|賞と活躍を紹介
久慈賞を受賞したのは、大阪市・NTT西日本の浜崎浩大投手です。久慈賞は、都市対抗野球で特に活躍した準優勝チームの選手に贈られる「敢闘賞」にあたります。36歳の浜崎投手は、長年チームを支えてきた右腕として大舞台で存在感を示しました。
特に印象的だったのが準決勝の三菱重工East戦です。浜崎投手はチェンジアップやカットボールなどを駆使して相手打線を抑え、2失点で完投。NTT西日本を1965年以来61年ぶりとなる決勝進出へ導きました。1回戦の日本通運戦でも7回途中まで1失点に抑える好投を見せています。
決勝では西濃運輸に3-4で敗れたものの、チームを61年ぶりの決勝へ導いた投球は大会を代表する活躍でした。特に準決勝での完投が高く評価され、久慈賞の受賞につながりました。
2026年都市対抗野球の若獅子賞は三菱重工Eastの小澤選手|賞と活躍を紹介
若獅子賞を受賞したのは、横浜市・三菱重工Eastの小澤周平選手です。若獅子賞は、都市対抗野球で活躍した新人選手に贈られる新人賞です。小澤選手は健大高崎高校、早稲田大学を経て入社1年目の内野手として大会に臨みました。
小澤選手は4試合に先発出場し、16打数7安打、打率.438を記録。1回戦から準決勝まで全試合で安打を放ち、3試合で複数安打を記録するなど、ルーキーとは思えない安定した打撃を披露しました。特に準々決勝の大阪ガス戦でも安打を放ち、チームの勝利に貢献しています。
社会人1年目ながら東京ドームという大舞台で安打を積み重ね、三菱重工Eastの上位進出を支えたことが高く評価されました。大学野球で培った打撃技術を社会人野球でも発揮した小澤選手。今後の社会人野球を担う若手選手としても注目される存在です。
2026年都市対抗野球の首位打者賞は三菱重工Eastの武田選手|賞と活躍を紹介
都市対抗野球の首位打者賞は、大会で最も高い打率を記録した打者に贈られるタイトルです。2026年の第97回大会では、横浜市・三菱重工Eastの武田健吾選手が受賞しました。
武田選手は外野手として出場し、14打数7安打、打率.500という素晴らしい成績を残しました。打数の半分にあたる7本の安打を放っており、短期決戦の都市対抗で高い打撃力を発揮したことが分かります。大会では三菱重工Eastの攻撃を支え、チームの準決勝進出にも貢献しました。
武田選手はプロ野球の中日でもプレーした経験を持つ選手です。プロで培った経験を社会人野球の大舞台でも発揮し、首位打者賞という形で結果を残しました。
2026年大会では、武田選手の打率.500が打撃部門で輝きを放ちました。14打数7安打という安定した打撃成績は、首位打者賞にふさわしい数字といえるでしょう。
2026年都市対抗野球の打撃賞は西濃運輸の野﨑選手|賞と活躍を紹介
打撃賞を受賞したのは、大垣市・西濃運輸の野﨑大地選手です。打撃賞は、大会を通じて優れた打撃を見せ、チームの勝利に大きく貢献した選手に贈られます。首位打者賞のように打率だけで決まるのではなく、勝負どころでの一打なども評価されます。
野﨑選手は4番打者として5試合すべてで安打を記録し、安定した打撃で西濃運輸の優勝に貢献しました。特に大きかったのが準決勝のエイジェック戦です。9回2死一塁から勝ち越しとなる適時二塁打を放ち、西濃運輸を3-2の勝利へ導きました。
野﨑選手は2024年の都市対抗でも首位打者賞を獲得しており、社会人野球を代表する右の強打者です。2026年大会では決勝でも4番として打線を支え、西濃運輸は12年ぶり2度目の優勝を達成しました。大会を通じた安定感と準決勝での決勝打が高く評価され、打撃賞の受賞につながりました。
2026年都市対抗野球の小野賞は小山市・エイジェック|賞と活躍を紹介
小野賞を受賞したのは、小山市・エイジェックです。小野賞は、都市対抗野球で顕著な活躍や功績を残した選手、監督、チームなどに贈られる特別賞です。大会での成績だけでなく、社会人野球への貢献なども評価されます。
エイジェックが評価された大きな理由は、創部から8年という若いチームながら、初のベスト4進出を果たした点です。2026年大会は北関東第1代表として出場し、1回戦から勝ち上がって準々決勝では東邦ガスを破りました。準決勝では西濃運輸に2-3で敗れたものの、強豪チームが集まる都市対抗で大きな存在感を示しました。
エイジェックは2018年創部で、都市対抗への出場は2026年大会が3回目でした。2026年から指揮を執る山中繁監督のもと、北関東予選を全勝して第1代表を獲得するなど、チーム力の成長も目立ちました。創部から短期間で都市対抗ベスト4まで進んだ躍進と、粘り強い戦いぶりが高く評価され、小野賞の受賞につながりました。
2026年都市対抗野球の応援団コンクール最優秀賞は浦添市・沖縄電力|賞と活躍を紹介
都市対抗野球の応援団コンクールは、東京ドームのスタンドを盛り上げた応援団を表彰する大会恒例の企画です。2026年の第97回大会では、1回戦に登場した16チームの応援が審査対象となりました。
2026年の最優秀賞に輝いたのは、浦添市・沖縄電力です。沖縄電力にとって初めての最優秀賞受賞となりました。応援では、沖縄の伝統的な踊り「カチャーシー」を取り入れ、沖縄らしい衣装やパフォーマンスを披露。スタンドを明るく盛り上げました。
特に評価されたのが、沖縄らしい地域色と、観客を巻き込む一体感です。都市対抗野球では、企業や地域を代表して戦う選手だけでなく、応援団も東京ドームで大きな役割を担います。地域文化を生かした応援は、都市対抗ならではの魅力といえるでしょう。
沖縄電力は野球では1回戦で敗退しましたが、応援では見事に最優秀賞を獲得しました。野球の勝敗とは別に、スタンドから大会を盛り上げた功績が高く評価された結果です。
都市対抗野球の歴代表彰選手一覧|橋戸賞・久慈賞・若獅子賞

引用:第90回都市対抗野球表彰選手 | トピックス | JFE硬式野球部東日本
都市対抗野球の橋戸賞歴代受賞者一覧|2000年以降
都市対抗野球の橋戸賞は、大会で最も活躍した選手に贈られる、いわば大会MVPです。2000年以降では、西郷泰之選手や近本光司選手、度会隆輝選手など、社会人野球を代表する選手が受賞しています。
| 年 | 受賞者 | 所属チーム | プロ入り先 |
|---|---|---|---|
| 2000年 | 西郷泰之 | 川崎市・三菱自動車川崎 | — |
| 2001年 | 奥村幸司 | 浜松市・河合楽器 | — |
| 2002年 | 長谷高成泰 | 藤沢市・いすゞ自動車 | — |
| 2003年 | 谷村逸郎 | 川崎市・三菱ふそう川崎 | — |
| 2004年 | 田中明 | 春日井市・王子製紙【補強】一光 | — |
| 2005年 | 植山幸亮 | 川崎市・三菱ふそう川崎 | — |
| 2006年 | 野田正義 | にかほ市・TDK | — |
| 2007年 | 磯村秀人 | 川崎市・東芝 | — |
| 2008年 | 田澤純一 | 横浜市・新日本石油ENEOS | MLB・レッドソックス |
| 2009年 | 筑川利希也 | 狭山市・Honda | — |
| 2010年 | 藤田卓史 | 川崎市・東芝 | — |
| 2011年 | 松本晃 | 東京都・JR東日本 | — |
| 2012・2013年 | 大城基志 | 横浜市・JX-ENEOS | — |
| 2014年 | 佐伯尚治 | 大垣市・西濃運輸 | — |
| 2015年 | 藤井貴之 | 大阪市・日本生命 | — |
| 2016年 | 佐竹功年 | 豊田市・トヨタ自動車 | — |
| 2017年 | 福田周平 | 東京都・NTT東日本 | オリックス |
| 2018年 | 近本光司 | 大阪市・大阪ガス | 阪神 |
| 2019年 | 須田幸太 | 千葉市・JFE東日本 | 横浜DeNA |
| 2020年 | 井上彰吾 | 狭山市・Honda | — |
| 2021年 | 臼井浩 | 東京都・東京ガス | — |
| 2022年 | 度会隆輝 | 横浜市・ENEOS | 横浜DeNA |
| 2023年 | 嘉陽宗一郎 | 豊田市・トヨタ自動車 | — |
| 2024年 | 本間大暉 | 横浜市・三菱重工East | — |
| 2025年 | 九谷瑠 | 春日井市・王子 | 東北楽天 |
| 2026年 | 前野幹博 | 大垣市・西濃運輸 【補強】ヤマハ | — |
※プロ入り先は入団当時。2012年と2013年は大城基志選手が2年連続で橋戸賞を受賞しています。J SPORTSの大会記録でも、橋戸賞は「最優秀選手賞」として掲載されています。
2000年以降の橋戸賞受賞者には、プロ野球やメジャーリーグへ進んだ選手もいます。特に2008年の田澤純一選手、2017年の福田周平選手、2018年の近本光司選手、2019年の須田幸太選手、2022年の度会隆輝選手、2025年の九谷瑠選手などは、社会人野球からプロへ進んだ代表的な受賞者です。
2014年の佐伯尚治選手は2026年第97回都市対抗野球大会の優勝監督です。
橋戸賞は、社会人野球の最高峰ともいえる都市対抗で結果を残した証です。歴代受賞者をたどると、社会人野球で長く活躍した選手だけでなく、プロ野球で活躍した選手も多く含まれていることが分かります。
都市対抗野球の久慈賞歴代受賞者一覧|2000年以降
2000年以降の久慈賞受賞者です。
| 年 | 受賞者 | 所属チーム | プロ入り先 |
|---|---|---|---|
| 2000年 | 山田幸二郎 | 大阪市・大阪ガス | — |
| 2001年 | 後藤勝喜 | 岡崎市・三菱自動車岡崎 | — |
| 2002年 | 平野佑介 | 大津町・Honda熊本【補強】九州三菱自動車 | — |
| 2003年 | オレステス・キンデラン | 調布市・シダックス | — |
| 2004年 | 橋本義隆 | 狭山市・Honda | 東京ヤクルト |
| 2005年 | 梵英心 | 横須賀市・日産自動車 | 広島東洋カープ |
| 2006年 | 吉浦貴志 | 横須賀市・日産自動車 | — |
| 2007年 | 片岡昭吾 | 東京都・JR東日本 | — |
| 2008年 | 座喜味大河 | 春日井市・王子製紙【補強】三菱自動車岡崎 | — |
| 2009年 | 佐野比呂人 | 豊田市・トヨタ自動車 | — |
| 2010年 | 濱野雅慎 | 北九州市・JR九州 | — |
| 2011年 | 小石博孝 | 東京都・NTT東日本 | 埼玉西武 |
| 2012年 | 吉田一将 | 東京都・JR東日本 | オリックス |
| 2013年 | 片山純一 | 東京都・JR東日本 | — |
| 2014年 | 小野和博 | 太田市・富士重工業 | — |
| 2015年 | 酒居知史 | 大阪市・大阪ガス | 千葉ロッテ |
| 2016年 | 梅野無我 | 日立市・日立製作所 | — |
| 2017年 | 北川利生 | さいたま市・日本通運 | — |
| 2018年 | 守安玲緒 | 神戸市・三菱重工神戸・高砂 | — |
| 2019年 | 佐竹功年 | 豊田市・トヨタ自動車 | — |
| 2020年 | 向山基生 | 東京都・NTT東日本 | — |
| 2021年 | 片山雄貴 | 大津町・Honda熊本 | — |
| 2022年 | 益田武尚 | 東京都・東京ガス | 広島東洋 |
| 2023年 | 網谷圭将 | 浜松市・ヤマハ | — |
| 2024年 | 小島康明 | 仙台市・JR東日本東北【補強】TDK | — |
| 2025年 | 秋山翔 | 岡崎市・三菱自動車岡崎 | — |
| 2026年 | 浜崎浩大 | 大阪市・NTT西日本 | — |
※プロ入り先は入団当時。2004年の橋本義隆選手、2005年の梵英心選手、2011年の小石博孝選手、2012年の吉田一将選手、2015年の酒居知史選手、2022年の益田武尚選手は、社会人野球からプロ入りした久慈賞受賞者です。2001年から2025年までの受賞者はJ SPORTSの大会記録で確認できます。
都市対抗野球の若獅子賞歴代受賞者一覧|2000年以降

引用:都市対抗野球 橋戸賞(最優秀選手賞)の選手たち [写真特集4/31] | 毎日新聞
若獅子賞は、都市対抗野球で活躍した新人選手に贈られる賞です。2000年以降にも、後にプロ野球へ進んだ選手が数多く受賞しています。
| 年 | 受賞者 | 所属チーム | プロ入り先 |
|---|---|---|---|
| 2000年 | 西澤祐介 四ノ宮洋介 | 川崎市・三菱自動車川崎 横須賀市・日産自動車 | — — |
| 2001年 | 武田久 久本祐一 村田泰教 | さいたま市・日本通運 浜松市・河合楽器 岡崎市・三菱自動車岡崎 | 北海道日本ハム 中日 — |
| 2002年 | 平野佑介 酒井泰志 稲田直人 | 大津町・Honda熊本【補強】九州三菱自動車 藤沢市・いすゞ自動車 福山市・NKK | — 千葉ロッテ 北海道日本ハム |
| 2003年 | 五嶋貴幸 野間口貴彦 | 川崎市・三菱ふそう川崎 調布市・シダックス | — 読売 |
| 2004年 | 金子洋平 中村真人 | 狭山市・Honda 調布市・シダックス | 北海道日本ハム 東北楽天 |
| 2005年 | 池邉啓二 岩﨑哲也 | 川崎市・三菱ふそう川崎 【補強】横浜市・新日本石油ENEOS 川崎市・三菱ふそう川崎 【補強】横浜市・三菱重工横浜硬式野球クラブ | — 埼玉西武 |
| 2006年 | 田口篤史 | にかほ市・TDK | — |
| 2007年 | 該当者なし | — | — |
| 2008年 | 川口盛外 | 春日井市・王子製紙 | 広島東洋 |
| 2009年 | 須田幸太 榎田大樹 村尾賢吾 | 狭山市・Honda 【補強】千葉市・JFE東日本 東京都・東京ガス 日立市・日立製作所 | 横浜DeNA 阪神 — |
| 2010年 | 安達了一 小島脩平 五十嵐大典 | 川崎市・東芝 鹿嶋市・住友金属鹿島 横浜市・三菱重工横浜 | オリックス オリックス — |
| 2011年 | 石岡諒太 | 東京都・JR東日本 | 中日 |
| 2012年 | 吉田一将 田中広輔 吉原正平 | 東京都・JR東日本 東京都・JR東日本 大阪市・日本生命 | オリックス 広島東洋 千葉ロッテ |
| 2013年 | 石川駿 萩野裕輔 石川桜太 | 横浜市・JX-ENEOS 川崎市・東芝 川崎市・東芝 | 中日ドラゴンズ — — |
| 2014年 | 伊藤匠 小野和博 横山弘樹 | 大垣市・西濃運輸 太田市・富士重工業 東京都・NTT東日本 | — — 広島東洋 |
| 2015年 | 酒居知史 | 大阪市・大阪ガス | 千葉ロッテ |
| 2016年 | 藤岡裕大 田中俊太 菅野剛士 | 豊田市・トヨタ自動車 日立市・日立製作所 日立市・日立製作所 | 千葉ロッテ 読売 千葉ロッテ |
| 2017年 | 小室湧未 高橋俊 堀誠 | 東京都・JR東日本 さいたま市・日本通運 東京都・NTT東日本 | — — — |
| 2018年 | 太田龍 小深田大翔 | 東京都・JR東日本 大阪市・大阪ガス | 読売 東北楽天 |
| 2019年 | 岡直人 峯本匠 今川優馬 | 日立市・日立製作所 千葉市・JFE東日本 千葉市・JFE東日本 | — — 北海道日本ハム |
| 2020年 | 廣畑敦也 朝山広憲 藤井健平 | 倉敷市・三菱自動車倉敷オーシャンズ 狭山市・Honda 大阪市・NTT西日本 | 千葉ロッテ — — |
| 2021年 | 古寺宏輝 多田裕作 瀧澤虎太朗 | 大津町・Honda熊本 東京都・NTT東日本 横浜市・ENEOS | — — — |
| 2022年 | 度会隆輝 山内慧 黒川貴章 | 横浜市・ENEOS 東京都・JR東日本 東京都・セガサミー | 横浜DeNA — — |
| 2023年 | 門叶直己 福本綺羅 中村奎太 | 豊川市・東海理化 豊川市・東海理化 岡崎市・三菱自動車岡崎 | — — — |
| 2024年 | 該当者なし | — | — |
| 2025年 | 柴崎聖人 | 春日井市・王子 | — |
| 2026年 | 小澤周平 | 横浜市・三菱重工East | — |
※プロ入り先は、都市対抗野球の若獅子賞受賞後にNPB球団へ入団したケースを記載しています。
若獅子賞の歴代受賞者を見ると、武田久、野間口貴彦、金子洋平、須田幸太、榎田大樹、安達了一、田中広輔、藤岡裕大、小深田大翔、今川優馬、度会隆輝など、プロ野球で活躍した選手が多く含まれています。
特に田中広輔、小深田大翔、安達了一、度会隆輝などは、プロ入り後も一軍で存在感を示した選手です。
若獅子賞は単なる新人賞ではなく、将来プロ野球で活躍する社会人野球選手を見つける楽しさがある賞ともいえます。都市対抗野球を観戦する際は、優勝争いだけでなく、若獅子賞候補の若手選手にも注目すると、より大会を楽しめます。
都市対抗野球の歴代表彰選手で特に有名な選手
都市対抗野球の歴代表彰選手には、後にプロ野球で大きく活躍した選手が数多くいます。なかでも、田澤純一、近本光司、福田周平、小深田大翔、度会隆輝は、社会人野球からプロへ進んだ代表的な選手として注目したい存在です。
田澤純一は2008年、新日本石油ENEOSで橋戸賞を受賞しました。エースとしてチームの優勝に貢献し、最優秀選手に選ばれています。後に日本のプロ野球を経由せず米国へ渡り、メジャーリーグでも活躍した社会人野球出身選手です。
近本光司は2018年、大阪ガスで橋戸賞と首位打者賞を獲得しました。大会では高い打率と4盗塁を記録し、チームの初優勝に大きく貢献。翌年のドラフトで阪神から1位指名を受けました。
若手選手では、2018年に若獅子賞を受賞した小深田大翔も有名です。大阪ガスの遊撃手として打率3割を超える活躍を見せ、翌年のドラフトで楽天から1位指名を受けました。
さらに、福田周平は2017年に橋戸賞を受賞してオリックスへ、度会隆輝は2022年に橋戸賞と若獅子賞を同時受賞してDeNAへ進みました。歴代表彰選手をたどると、都市対抗が将来のプロ野球選手を発見する場でもあることが分かります。
都市対抗野球の表彰はプロ入りへの登竜門なのか?
都市対抗野球の表彰は、プロ入りを目指す社会人選手にとって大きなアピール材料になります。ただし、表彰されたからプロ入りできるわけではありません。都市対抗は社会人野球を代表する大会で、プロのスカウトにとっても有力選手をチェックする重要な舞台です。橋戸賞は優勝チームのMVP、久慈賞は準優勝チームの敢闘賞、若獅子賞は新人賞にあたり、大会での活躍が選手の評価を高めるきっかけになります。
一方、表彰されていなくてもプロ入りする選手は多くいます。
例えば2013年の第84回都市対抗野球大会に出場した選手たちです。現在もオリックスで活躍している西野真弘や、中日で活躍している阿部寿樹、横浜DeNAから指名を受けた三上朋也や中日へ進んだ井領雅貴など、この年だけでも何人も名前が挙がります。プロのスカウトは大会成績だけでなく、年齢、身体能力、守備力、将来性、シーズンを通した安定感などを総合的に見ています。
つまり、都市対抗の表彰はプロ入りへの「登竜門」というわけではなく、プロへの道を広げる大きなアピールと考えるのが適切です。表彰を受けた選手がプロで活躍するケースもあれば、表彰されなくてもドラフト指名される選手もいます。都市対抗は、社会人選手にとって最高峰の舞台であり、スカウトに実力を示す絶好の機会なのです。
都市対抗野球の表彰に関するよくある質問

引用:都市対抗野球 橋戸賞(最優秀選手賞)の選手たち [写真特集12/31] | 毎日新聞
Q. 都市対抗野球で最も価値のある個人表彰は何ですか?
A. 橋戸賞です。
橋戸賞は大会で最も活躍した選手に贈られる、都市対抗野球のMVPにあたる賞です。優勝チームから選ばれ、2026年は西濃運輸の前野幹博選手が受賞しました。
Q. 橋戸賞はMVPと同じですか?
A. 同じ意味です。
橋戸賞は正式には「最優秀選手賞」と呼ばれ、大会を通じて最も活躍した選手に贈られます。プロ野球の大会MVPに近い位置付けで、投手・野手を問わず選ばれます。
Q. 都市対抗野球での表彰選手は優勝チームから選ばれますか?
A. 表彰によって異なります。
橋戸賞は優勝チーム、久慈賞は準優勝チームから選ばれます。一方、若獅子賞や首位打者賞などはチームの順位に関係なく選考されます。2026年も複数チームから表彰選手が選ばれました。
Q. 補強選手も表彰されますか?
A. はい、表彰されることがあります。
補強選手も大会では正式な出場選手としてプレーするため、活躍すれば表彰対象になります。2008年には王子製紙へ補強された座喜味大河が久慈賞、2009年にはHondaへ補強された須田幸太が若獅子賞を受賞しています。
Q. 都市対抗野球での表彰選手はプロ野球へ進みますか?
A. プロ入りする選手はいますが、全員ではありません。
近本光司や度会隆輝のように、都市対抗で表彰された後にドラフト1位でプロ入りした選手もいます。一方、社会人野球を続ける選手もいます。表彰はプロ入りを保証するものではありません。
Q. 都市対抗での表彰選手はいつ発表されますか?
A. 基本的に決勝戦後に発表されます。
大会最終日の決勝戦が終了して優勝チームが決まった後、閉会式などで各賞の受賞者が発表されます。橋戸賞、久慈賞、若獅子賞、首位打者賞など、決勝戦終了後は個人表彰にも注目です。
まとめ|2026年都市対抗野球の表彰選手と歴代受賞者を紹介
2026年の第97回都市対抗野球大会は、大垣市・西濃運輸が大阪市・NTT西日本を4対3で破り、12年ぶり2度目の優勝を果たしました。決勝戦では両チームが最後まで競り合い、最後まで目が離せない試合となりました。
大会終了後には、前野幹博選手の橋戸賞、浜崎浩大選手の久慈賞、小澤周平選手の若獅子賞などが発表されました。ほかにも首位打者賞、打撃賞、小野賞、応援団コンクール最優秀賞が設けられ、選手だけでなくチームや応援団も評価されています。
都市対抗野球の表彰は、単純に打率や本塁打数だけで決まるわけではありません。大会での勝利への貢献、印象に残るプレー、チームを支えた働きなど、さまざまな角度から活躍が評価されます。橋戸賞や久慈賞、若獅子賞など、それぞれの意味を知っておけば、試合を見る際に選手の働きにも注目しやすくなります。
歴代受賞者に目を向けると、近本光司選手、小深田大翔選手、安達了一選手、度会隆輝選手など、後にプロ野球へ進んだ選手も少なくありません。JABAも、2019年に若獅子賞を受賞した今川優馬選手が後にプロ入りした例を紹介しています。
一方で、表彰された選手が必ずプロ入りするわけではなく、表彰されていない選手がドラフトで指名されるケースもあります。だからこそ都市対抗では、賞の名前だけを見るのではなく、選手がチームのためにどんな働きをしたのかに注目するのがおすすめです。
都市対抗野球の表彰は、大会で結果を残した選手だけでなく、チームへの貢献や大会を通じた活躍が評価される重要な賞です。歴代受賞者をたどれば、社会人野球の名選手やプロ野球へ羽ばたいた選手の歩みも見えてきます。
秋には日本選手権が京セラドームで開催されます。2026年の第97回都市対抗野球大会で表彰された選手をまた観ることができます。観戦する際は、優勝争いとあわせて「誰が大会を彩ったのか」にも注目してみてください。




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