毎日使うビジネスバッグ。手持ち(ブリーフケース)とリュック、どちらを選ぶべきか迷う人は多いのではないでしょうか。
通勤スタイルや仕事の内容によって、最適なバッグは大きく変わります。
私も通勤用バッグはかなり迷って悩んで決めましたし、手持ちもリュックも両方使用しました。
本記事では、手持ちとリュックのそれぞれのメリット・デメリットを比較し、私の使用した感想も含め自分に合ったビジネスバッグの選び方を紹介します。
手持ちバッグ(ブリーフケース)の特徴
私が営業職に就いてからまず購入したバッグは手持ちのバッグで、2年ほど使用しました。
色々調べてみるとお客さんと会うときは手持ちのバックの方が好ましいと言う情報が多くありますし、最初は私の仕事もお客さんと会う仕事でしたので手持ちバックの方がいいかなと考え決めました。
他にも決める際に気にしたポイントをまとめました。
メリット
- フォーマルな場にマッチしやすい
スーツとの相性が良く、ビジネスシーン全般に違和感なく使えます。
そもそも手持ちは避けたほうがいいという場面は、ビジネスシーンでほとんど見当たらないのではないでしょうか。 - 商談やプレゼンの場で信頼感を与える
相手にきちんとした印象を与えられるため、営業や大事な打ち合わせの際にお勧めです。 - 荷物の出し入れがしやすい
リュックのように背中から下ろす手間がなく、立ったままでもサッと取り出せ、しまうのもスムーズです。 - 素材によっては長く使える
私はナイロン素材を使っていましたが、革製のブリーフケースなどは経年変化を楽しめ、長期間愛用できるのも魅力です。 - 夏場でも快適
背中に密着しないため、リュックのように蒸れてたり、背中に汗染みができる心配がありません。
デメリット
- 片手がふさがる
常に手で持つ必要があるため常時片手が塞がりますし、スマホを持つと両手が塞がってしまいます。 - 雨の日が不便
傘をさすと両手が塞がってしまいます。
駅についてスマホを操作したいと思ったとき傘を腕にかける、もしくは折り畳み傘ならしまう(私は濡れている折り畳み傘をすぐしまうことに抵抗がある)などしないと操作できない。 - 重いものを運ぶのには不向き
PCや書類が多いとバッグが重くなり、腕、肩、首にかなりの負担になります。腕がちぎれそうになったことがあります。
電車でもそれだけ重いものをずっと持っているのは厳しいですので、基本的には網棚を利用してました。朝の混雑で網棚が使えないともなれば地獄ですね・・・。 - 電車通勤では痴漢の冤罪対策が必須
重いものを運ぶときには網棚を利用しているとしていましたが、そもそも手持ちのバッグを満員電車で通常の位置で持っていると予期せぬ疑いをかけれる可能性があります。ですので私はそういった意味でも必ず網棚を使用し、片手でつり革、片手でスマホの姿勢を取っていました。
以上が使用してみた時のメリットとデメリットです。
やはりデメリットの部分がずっと気になっており、とはいえお客さんに会うしスーツには手持ちのバッグの方がかっこいいよなという思いから2年ほど手持ちバッグを使用しましたが、部署が異動になり、今までほどお客さんと会うことも少なくなりました。
また、奥さんから「腕キツくないの?肩凝るでしょ?」と言われ「確かに!」となりました。
ただ、そんなに重たいものを持ち歩かなかったり、通勤が遠くない方であればスーツには手持ちがかっこいいと思いますので、デメリットが気にならない方であればお勧めします。
私が実際使用していた手持ちのバックです。
このバックは、お気に入りだったので今度改めてご紹介します。
リュック型ビジネスバッグの特徴
続いてリュック型のビジネスバックです。
まだ1年もたっていませんが、私は今リュックを使用しています。
部署が変わりそこまでお客さんと直接会うことがなくなったので、手持ちへのこだわりも薄くなったところでリュックに切り替えました。
また最近は通勤スタイルがカジュアルになってきたことも切り替え要因の一つです。
メリット
- 両手が自由に使える
スマホ操作や傘を差すときも便利です。
ちなみに傘をさすときは背中にあるとリュックが濡れがちなので、傘をさすときは前に背負ってます。 - 体への負担が少ない
両肩に重さを分散できるため、重い荷物でも比較的楽に持ち運べます。
私はPCに加えて少し大きめの手帳と水筒も持っていくのでなかなか重くなります。 - 通勤・移動に便利
通勤ラッシュでも身動きが取りやすいですし、自転車で通勤される方にもおすすめです。 - 収納力が高い
PCや書類専用ポケットを備えたものが多く、整理しながら荷物を収納できます。
手持ちより容量が大きいものが多いのでたくさん入ります。 - カジュアルにもビジネスにも対応できる
最近はシンプルでスーツにも合うデザインが増え、幅広いシーンで活用できます。
そもそもあまりカチッとしたスーツ着をない企業も出てきており、そういった意味でもリュックは幅広く受け入れられてます。
デメリット
デザイン選びに注意が必要
カジュアルすぎるものを選ぶと、ビジネスの場で浮いてしまうリスクがあります。
スポーティなものは注意が必要です。
フォーマル度が低い
シンプルなデザインでも、商談やフォーマルな会議では手持ちバッグ(ブリーフケース)に比べてカジュアルに見えがちです。
最近ではそこまで気にされなくなっているのかもしれませんが、そのあたりは皆さんそれぞれでご判断いただきたいです。
荷物の出し入れがしにくい
一度背中から下ろす必要があるため、立ったままの出し入れは不便に感じることがあります。
※ちなみに私が使用しているリュックはちょうどいいところにポケットがあるのでそこまで不便に感じることはありませんでした。
満員電車でかさばることがある
後ろに背負うと場所を取るため、気を使わなければ周囲に迷惑になることもあります。
ですので結局私は手持ちバッグ同様、網棚を使用しています。いくら手持ちより楽とはいえ電車でずっと背負っているのは疲れますので。
ただ網棚に置けない状況の時は周りを気にしながら、前側に背負っています。
背中が蒸れやすい
夏場は背中が密着して汗をかきやすく、スーツがシワになることもあります。
これは私がリュックにする際に、一番気にしたデメリットでした。
部署異動でカジュアルになることは問題ないかと思っていましたが、夏の汗染み、スーツのシワは気になります。ただそこまで歩く時間は長くないので汗染みは大丈夫そうでした。スーツのシワは、ある程度我慢が必要かと思います。
以上がリュック型のビジネスバッグのメリットとデメリットです。
現在使用しているバッグは気に入っていて収納もしっかりしているし、大きすぎてボテっとすることもないちょうどいい大きさです。
私が今使用しているリュックです。
このリュックについてもまた紹介します。
まとめ
ビジネスバッグは、手持ち(ブリーフケース)とリュックでそれぞれ特徴があり、どちらが正解というものではありません。
使う人の仕事や通勤の仕方、持ち物など様々な要素が入ってきます。
手持ちバッグ(ブリーフケース)がおすすめの人
- 商談やプレゼンの機会が多く、印象を大切にしたい人
- スーツスタイルが基本で、フォーマルな見た目を重視する人
- 荷物の出し入れを素早くスマートに行いたい人
- 荷物が比較的少なく、軽量でコンパクトに持ちたい人
- 夏場に背中の蒸れが気になる人
リュック型ビジネスバッグがおすすめの人
- 電車や徒歩、自転車通勤など移動が多い人
- ノートPCや書類など、荷物が多くなりがちな人
- 両手を自由に使いたい(傘・スマホ・荷物など)人
- 長時間の通勤でも体に負担をかけたくない人
- 機能性や収納力を重視する人
最近では、見た目はブリーフケースでも背負える2WAYタイプのバッグも多く登場しており、シーンに応じて使い分けができるのも魅力です。
大切なのは、自分の働き方や通勤スタイルに合わせて選ぶこと。
「第一印象を大切にしたいのか」「毎日の移動をラクにしたいのか」を基準にすると、最適なバッグが見えてきます。
読んでいただいた方のバッグ選びのご参考になっていればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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