資格を取るなら、どうせなら 実用的で役立つもの を選びたい。
さらに「できるだけ早く取り切って次のステップに進みたい」と考える人も多いはずです。
私自身も早く両方に合格したいと考えていたので、どうすれば最短で成果を出すことを意識しながら学習を進めてきました。
結果として 0からFP2級と簿記2級を1年半で両方合格。
この記事では私が実際に進めた学習の流れと短期間で簿記2級とFP2級の両方の資格を取り切るために大事だったポイントや、正直とんとん拍子というわけではありませんでしたのでうまくいかなかったことも含めてまとめていきます。
まずポイントをはじめにお伝えします。
- スケジュール管理
試験日を最初に確認し、そこから逆算して学習計画を立てる。 - 簿記2級はネット試験への切り替え
ネット試験に切り替えることで自分のタイミングで受験できる - モチベーション維持
途中結果が出なくても何のためにやっているかに立ち返ってモチベーションを維持 - 一点集中
FPと簿記を同時ではなく、常に「次に受ける試験の科目」に集中して勉強する。
この4つを徹底することで、資格取得のスピードも安定感も大きく変わります。
ここからは実際に私が FP3級からFP2級・簿記2級へと合格していった流れを紹介していきます。
スケジュール管理
何においても重要とされるスケジュール管理ですが、今回の簿記2級、FP2級の両方の資格を最短で取ることに関しては、最重要項目と言えるかもしれません。
もともとはFPを2級まで取ってから簿記へシフトし1年後には両方合格している予定で始めました。
当初の理想のスケジュールは試験日から逆算しそのタイミングで学習が完了しているようなスケジュールを組みました。簿記3級に向けては少し厳しい認識でしたが、3級は1ヵ月いけるという情報があったのでチャレンジしてみました。
- 11月FP3級学習スタート
- 1月FP試験日FP3級 合格
- 5月FP試験日FP2級 合格→簿記3級学習スタート
- 6月簿記試験日簿記3級 合格
- 11月簿記試験日簿記2級 合格
このようなスケジュールでスタートしましたが、実際は思うようにはいかず・・・
1発目のFP3級はクリアできたものの、FP2級でまず躓く形となりました。
しかし、そのあとの軌道修正は自分でもうまくできたと思います。
- 11月FP3級学習スタート
- 1月FP3級 合格
- 5月FP3級 一部合格→簿記3級学習スタート
- 6月簿記3級 不合格
3級受験見送り2級のみのでネット試験にシフト
- 7~12月簿記2級 不合格
ほぼ1か月に1回ペースで受験し不合格
- 1月簿記2級 合格→FP2級学習開始
- 1月FP2級 試験日→見送り
- 5月FP2級 合格
結果1年の予定が半年ほど伸びる結果となりました。
それでも、簿記の試験をネット試験に切り替えず、11月の試験日に2級を合わせていたらおそらく5月にFP2級取得にはならなかったと思います。
それぞれの試験日を確認しながらそこまでの期間に学習する手番があるのか、現実性を考えながらスケジュールを組み替えました。
なので、FP2級が1月に試験がありましたがそれは簿記2級を取ることに専念し、次回の5月に回す選択をしました。
もっとも、簿記2級にもっと早く合格できていれば1月のFP2級の試験はチャレンジしていたと思います。
これを読んでくださるような方は私より優秀な方ばかりだと思いますので、11月くらいには簿記2級に合格し、おそらく1月FP2級の試験に滑り込めるのではないでしょうか。
簿記最短合格へ向け、ネット試験への切り替え
簿記3級が不合格になった後、次2級を受けるのはいつになるだろう・・・予定が崩れてしまったなと思っていたら、ネット試験の情報を見つけました。
また、よくよく調べてみると、簿記は3級を持っていなくても2級を受けられる!
じゃもう2級受ければいいじゃん!と結論付けました。
ネット試験は予約さえ取れればいつでも受験することができるとのことなので、まず3級をしっかり復習しておき、それから2級の勉強して、いけそうなときにすぐネット試験で簿記2級を取ってしまおうと考えました。
結果的に見切り発車になった回もありましたが、全部で5回受験し、何とか簿記2級に合格することができました。
回数がかさんだことで、受験費用は掛かりました。
しかし、私の場合は会社の福利厚生で自己研鑽の補助が出たので自費にはなりませんでした。
皆さんも、もし転職考えていたとしても、会社に福利厚生の制度があるなら利用してから転職をお勧めします!
5回も受験してしまいましたが、元アスリートの考え方なのか「試合でレベルアップ」と実践で鍛えられた部分もあり、私の場合は正解だったと思っています。
もし皆さんがこのネット試験何回も受験の方法を取るのであれば、私のような見切り発車ではなく、もう少しインプットしてからで目安2か月くらいしっかり復習をしてから受験することをお勧めします。
1回5,500円+税とまあまあお金がかかりますので・・・
合格までのモチベーションの維持
簿記2級、FP2級の両方合格へは短期間とはいえ1年以上の長丁場です。
モチベーションの維持は最も重要な要素の1つであると思っています。
私の場合は簿記2級を学習している時期の11~12月が本当につらかったと記憶しています。
特に商業簿記の「決算整理」と「連結財務諸表」でつまずきました。
「いけるだろ!」と思っても何度もネット試験で不合格。
一時は本当に無理かもしれないとも思いました。
ただ、自分が何のために今頑張っているのか、ということを見失わなかったのでモチベ―ションは保つことができました。
私の場合は単身赴任を終わらせて家族のもとに帰ること!
そのために「資格を取って、転職、異動に箔をつけるんだ」と思い何度も立ち上がることができました。
皆さんも「自分はこのために勉強しているんだ」というしっかりとした意思を持ってから始めることをお勧めします。
本当につらいときはその意思が自分を支えてくれます。
学習は並行せず一点集中
試験までのスケジュールが立て込んでいたり、同じような勉強をしていて飽きてくる、そんなとき同じ日に簿記とFPの勉強を行ったり来たりするような勉強の仕方は気持ちはわかりますがお勧めしません。
そもそも同時並行しなくてはいけないようなスケジュールは組むべきではないと思います。
確かに簿記とFPは範囲が被る部分もありますが、基本的には内容は違いますし問題の出され方も違います。
それを行ったり来たりするのは、同時並行していて効率的に見えるかもしれとませんが、結果的には非効率で頭にはなかなか入らないと思います。
もしかしたら、脳ミソ筋肉みたいな私レベルの頭脳の人間の話なのかもしれませんが、二兎を追う者は一兎をも得ずというように、どっちつかずになります。
少なくても私はそうなります。
簿記3級の試験後にFPの3級、そして簿記2級と試験が終わってからで行ったり来たりはありましたが、次回の試験に対してはそれが簿記なら試験が終わるまでは簿記の学習、FPならば試験が終わるまでFPの学習。
それが一番最短に目の前の試験をクリアしていく秘訣ではないかと思います。
まとめ FP2級・簿記2級を1年半で取り切るために大切なこと
- 試験日から逆算したスケジュール管理
・受験する資格の試験日を確認し、そこから逆算して勉強計画を立てる。
・FPは年3回、簿記は年2回(ネット試験なら随時受験可)という特徴を把握し、試験日を基準に学習を進める。
・理想のスケジュールを立てても予定通りいかないことはあるので、不測の事態には柔軟に対応できるようにしておく。 - ネット試験を活用して簿記を最短合格
・簿記は2級から受験可能、3級を飛ばしても問題なし。(3級の学習自体は必須)
・ペーパー試験では年2回しかチャンスがないが、ネット試験なら予約次第でいつでも受験できる。
・失敗しても次をすぐに受けられる環境は大きなメリット。
・ただし、見切り発車は受験料がかさむため、最低でも2か月分の準備をしてから臨むのが現実的。 - モチベーションを維持するための工夫
・途中で不合格やつまずきがあっても「何のために資格を取るのか」を常に意識する。
・筆者の場合は「家族のもとに帰るため」という目的が原動力になった。
・長期戦になる資格勉強では、目先の結果よりも「将来のゴール」を心の支えにするのが大切。 - 学習は一点集中が最短ルート
・FPと簿記を同時並行で進めるのは非効率。
・範囲が重なる部分(金融、税金など)はあるが、基本的には別物。
・どちらか「直近の試験」に全力を注ぎ、終わってから次へ切り替えるのがベスト。
終わりに 最短でFP2級・簿記2級を取り切るために
最短でFP2級・簿記2級を取り切るために必要なことは
- スケジュール管理(逆算思考)
- ネット試験の活用
- モチベーション維持
- 学習の一点集中
この4点を徹底することです。
多少予定がずれても軌道修正すればOK。大切なのは「資格を取り切ること」そのものです。
実用性が高く評価される資格だからこそ、早めに取得して次のキャリアへステップアップしていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからチャレンジしようとしている方々の何かの役にてていればうれしいです。
コメント